コンペ負けました
携帯電話メーカーのブランディング・プロモーションのコンペ、
結果は敗北でした。
負け惜しみではないのですが、結果的にはよかったと思っています。
理由は、「やっぱりプロダクトアウトは当社にあわない」からです。
徹底的に顧客が求めているモノ・サービスを考え、送り出す、
「マーケットイン」「マーケットアウト」。この考えこそ、
当社が追求している基本姿勢ですから。
名ばかりの顧客第一主義で、
顧客の立場に立たない「プロダクトアウト」を
事業会社在籍中にイヤというほど経験してきましたので。
そういうしがらみから抜けるために起業したのに・・。
プレゼン資料を作っているときから、違和感はありました。
そもそも、プロダクトとターゲットが大きく乖離しているのです。
当社の基本フレームのひとつに
「戦略BASICS」(佐藤義典氏考案)があります。
詳細は別の機会に書きますが、SWOT分析の
発展版と考えてください。
そのフレームに、きれいにあてはまらないのです。
あてはめようとしても、
ターゲットについては、携帯電話キャリアからの指定であり、
もう変更はできない、とのことでした。
もちろん、プロダクトもほぼほぼできあがってますので変更不可です。
じゃあ、せめて、ブランドコンタクトポイントで重要な
売り方のところを工夫させて欲しい、と言っても、
「それは量販店の仕事で・・」と、何にも工夫の余地がないのです。
こんな状態なら当社が役目を果たすことはできないし、
このプロジェクトに参加する意味もない!と
思っていたのでした。
以前からお付き合いある広告代理店の方からの依頼でしたし、
ブランドコンタクトポイントのコンサルと聞いていたので、
受けたんですが。
まあ、こんなこともあります。
さあ、次の仕事やろう!
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by ktmktg
| 2006-06-12 14:28
| ビジネス交渉中の話