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PET、QOL、キレーション・・


このタイトルの意味がスラスラと説明できたら、
医療系のお仕事になんらかで絡んでいる方です。
今日、その医療系クライアントさまとの打合せだったので、
こんな書き出しにしてみました。


当社、富裕層マーケティング会社と銘打って、
富裕層ビジネス全般について対応していますが、
やはり得意とする業種・業界があります。
「クルマ」「カード」「小売(ブランド含む)」「不動産」、
そして「高級医療」です。


医療分野は、まだまだマーケティングの概念が
導入されていない、数少ない分野だと思います。
(生意気な言い方で恐縮です)
ということは、当社にチャンスがあるということです。
医療系マーケに従事していた者も中途採用で獲得しています。


ただ、確かにマーケティングをするには難しい分野です。
理由はいくつかあります。
 ①医療法の制限でマーケティングやプロモーションが
   自由にできないこと。
   ⇒ リーガルチェックしたくても、それに強い弁護士も少ないです。
 ②タイアップ先や関係先が医療系だと
   なかなか協力していただけないこと。
   ⇒ 法的問題なくても何か問題あったときの道義的責任が
      発生してしまいますので。
 ③閉鎖的であり、信頼してもらうには時間がかかること。
   ⇒ ある医療法人の理事長さんが閉鎖的な理由の
      ひとつを教えてくれました。
      利権を狙って近づいてくる者が多く、
      利益をもたらしてくれる人との区別が難しく、
      みんな排除してしまっている、とのこと。
      確かに、医療法人のマーケティングのお手伝いしている人の
      多くは、理事長と幼馴染とか、学生時代からの
      つきあいとか、ですね。



時間をかけてゆっくり取り組んでいきたいと思ってます。



さて、最後に、タイトルの単語を
知らない方のために、カンタンに説明します。

「PET」
 陽電子放出断層撮影、Positron Emission Tomographyの略
 核医学診断法のひとつでポジトロンを放出する放射性同位元素で
 標識された薬剤を被検者に投与し、
 その分布をPETカメラで断層画像に撮影することによって、
 脳・心臓など臓器の局所機能を画像に描出し、
 病気を診断する検査法です。

「QOLドッグ」
 従来の健康保険による医療は病気・疾患をターゲットにした医療であり
 これは健康状態のレベルでいえば、マイナスのポジションにいる
 「患者」、「病人」をゼロのレベルまでとりあえず戻してあげることを
 主眼としています。
 く新しい医療として、「健康人」、「半健康人」、「プチ病」、
 あるいは東洋医学でいうところの「未病」を対象に、
 これらの人々のQOL(Quality of Life=生活の質)を
 上げるための医療です。

「キレーション」
 現代人の体内には有害な重金属が蓄積されています。
 蓄積された重金属は細胞を損傷、タンパク、細胞膜、DNAなども
 傷つけるため細胞の代謝を弱め、老化を加速したり、
 深刻な病気をも引き起こします。
 キレーションとは、点滴と内服により体内の重金属を排出させ、
 細胞の若返りを図る治療です。

富裕層の定義 その4


約10ある消費カテゴリーのうち、3つ以上、高額利用する方を
「消費型富裕層・フロー型富裕層」と定義、それは理解した。
では、各消費カテゴリーで、どれだけ使えば優良顧客?
高額消費と言えるの?との質問もよく受けます。

ちょっとKnowledgeになるところもあるので、
以下に一部だけ回答します。
各業界の複数の方に聞いて、当社独自に設定したものです。


<10の消費のカテゴリーの優良顧客とは?>
●ファッション
  半年に服・バッグなどを100万円以上購入、
  これを3期(つまり1年半)続けている方。
●ジュエリー・時計
  最近3年間で、1個200万円以上のモノを
  購入されている方。
●クルマ
  最近3年間で、400万円以上のクルマを購入された方。
  (期間を定義しないでデータを見るときもあります)


そして、消費型富裕層には代表的なパターンがあるのです。
それを知ることが、富裕層を獲得する近道。


つづきで確認ください・・・。

富裕層の定義 その3


前回からの続きです。
その1・その2を読まれてない方は、
先に読むことをお奨めします。



金融機関以外の業種の人たちが狙うのは、
消費型富裕層・フロー型富裕層です。

<概要>
 ●大きくわけると約10ある消費カテゴリー。
   そのうち、3つ以上、高額利用する方を
   「消費型富裕層・フロー型富裕層」と定義しています。
 ●当社では、これを金融資産何億円を持っている富裕層と
   わけるために「プチ富裕層」と呼んでいます。
 ●また、プライベートバンクのお客様のように資産運用で
   お忙しい方とは対照的に、消費を謳歌することから、
    「アクティブ富裕層」とも呼んでいます。
 ●この層の対象数ですが、さまざまな業界の上位層を足していくと、
   重なりを考慮しても1000万人はいらっしゃいます。
 ●よく年収ではどの程度?との質問を受けますが、
   以下のように回答しています。
    ⇒ 代々、世田谷に土地を持ち、親と同居している人は
       年収600万円でも、そのすべてが可処分所得。
       消費型富裕層と呼べます。
    ⇒ 年収だけだと、やはり2000万円を超えてくると、
       消費絶対額が格段にアップします。
       年収1000万円~1700万円は、ちょうど税率もかわり、
       世間的に言われているほど富裕層ではありません。
       年収1000万円を超えていても、子供関連に遣われ、
       可処分所得の少ないお父さん、わかってもらえますよね。 


<10の消費のカテゴリーとは?>
当社では、さまざまな業界の方々と話をして、
消費カテゴリーを、次の10にわけることにしています。
●ファッション
  アパレル業界全般。バッグなどもこの範疇。
●ジュエリー・時計
●インテリア・リビング・建築
  不動産購入、別荘などもここに入ります。
●クルマ
  バイク、クルーザーはここです。
●トラベル
●ビューティ・コスメ
  高級エステやLOHAS的なヨガなど。
●健康
  フィットネスはここに入れてます。
●食・グルメ・フード
●カルチャー・教養
  お花やお茶、英会話などが代表例。
●エンターテイメント
  歌舞伎、能、演劇、音楽など。


まだまだ、つづく・・・

富裕層の定義 その2


今号のプレジデントの「富裕層」データ、おもしろいですねえ。
ちょっと違うかな~というのもありますが、
気づかせてくれる記事もあります。
まだの方はぜひ。



では、問合せが多いので、富裕層定義のつづきです。



前回は世間的な富裕層の定義を書きました。
世間的には、やはり、ストック型が富裕層と定義されます。
こんな人です。
 ●金融資産○億円以上。
 ●不動産を多く持っている。
 ●IPO長者もここに入ります。


最近では邦銀もPB(プライベートバンク)作ってますし、
証券会社や信託銀行もこの富裕層を狙っています。
このような業種は、この方々をお客様にすれば
十分に経営が成り立ちますが、その他の業種の方々は
このストック型富裕層だけを相手にしていたのでは、
だめなんです。理由は以下です。
 ①ボリュームが小さい。
   最大でも130万名程度と言われています。
   就業人口の約1.5%しかいないのです。
   300名程度確保すれば成り立つPBは
   この層だけを相手にしていれば十分ですが。
 ②消費性向は弱い
   確かにお金を持っていますし、良いものを選ぶ目も
   お持ちの方々ばかりです。
   前職時代にこのストック型富裕層の方々を
   相手にしていたので、数多くの声を聞きましたが、
   総じて最も興味のあることは、「資産を増やすこと」でした。
   相続税で1/3は持っていかれてしまう日本では、
   資産を増やしておかないと、その次の代は、
   今の代と同じ生活水準が保てないのです。
   ですので、資産を増やすため、とても勉強家です。
   資産の分散・効率化のために、絵画やワインなどの
   勉強も怠りません。
   消費しているヒマはあまりないのです。


では、金融業種以外は人たちは、どのようなタイプの
富裕層を狙えばいいの?


それは、「消費型富裕層・フロー型富裕層」です。


つづく・・

富裕層にアウトバウンドコールしていいの?


週末、ある富裕層向け(高額商品購入者)の
アウトバウンドコールの仕事がありました。
(実際に当社がかけているのではなく、
テレマーケティング会社さんからかけてます。
当社はマネージメントをしているだけ)


当選のお知らせですから、そんなに難しいことはなく、
無事終了しました。
ただし、「当たりました!」なんてやってると
どこかのセールスと勘違いされます。
そんな初歩的なミスはしませんけどね。


さて、タイトルの回答です。
富裕層にアウトバウンドコールしていいの?
このアウトバウンドコールには、
新規商品案内やアップセルなどのセールスも含みます。
正解はYESです。
ただし、いくつかあらかじめ知っておかなければ
いけないことがあります。
(ケースやその理由を書くと長くなるので省略します)
 ●そもそも、その富裕層から信頼を得ていないといけない。
 ●事前の予告通知は必須。
 ●ターゲットにより、電話をかける曜日と時間帯に注意する。
 ●ターゲットによっては携帯電話がベストだったり、
   家の電話がベストだったりする。
 ●発信者番号通知と留守電メッセージの残し方にも
   富裕層ならではの好感アップの傾向がある。
 ●スクリプトやFAQの事前準備はしっかりと、でも
   トレーニングは意外にもちょっとした工夫で大丈夫。


当社の常識になっていますが、富裕層向けは
まだまだWebよりも電話です。
大手テレマ会社さんは頑張っておりますが、
当社もテレマ関連の仕事は、ポツポツとありますねえ。