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<   2009年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

当社のメルマガはこんな感じです。


東京は激しい雷雨です。クライアントさんとの
定例打合せから帰社する途中にふられました。
久しぶりに靴までもがぐちょぐちょです・・・。


さて、郵政問題も決着しましたね。
あれから4年なので、見直すには良い機会かと。
本来の意義などを忘れがちですからね。
でも、確実に郵便会社(窓口業務の方です)には
変化があると感じています。一利用者として。
例えば、つい2週間前ほど、こんなことがありました。
配達記録を出しに、自宅近くの郵便局行きました。
書類を書いているうちに、コンサートのチケットや
自動車税の書類が入っているファイルをを忘れてしまったことに
気がついたのが会社に着いてから。明日の朝にでも
確認しに行こうと思って、自宅のポストをあけたら、
手紙とともにそのファイルが入っておりました。
税金関係の書類があったので、自宅住所はわかります。
でも、まさか、届けてくれるとは。もちろん、コンサート
チケットなども無事でした。変わったなあ、と実感した瞬間。
この場を借りて、ありがとうございました。


さて、今日は、先週送った当社メルマガから、一部を
抜粋して送ります。

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【2】 mARKETING  - マーケティングです。-
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◆コミュニケーションデザイン
最近のマーケティングの流行ってなんですか?
こんな質問を受けること、頻繁にあります。
それは「クラブマーケティング」といいたいところですが、提唱して
いるのはほぼ当社だけなので、まだまだです。さて、話をもとに戻すと、
マーケの流行ですよね、大伸社さんなどが唱えているペルソナも
第二章に入っている感じですし、トンプソンの桶谷さんのインサイトも
何か次のネタがあると噂に聞きます。
このふたつは流行というよりも、もう定着した感じですよね。
そうなると、やはり、今の旬はコミュニケーションデザインでしょうか。
電通の杉山常務やさとなおさんや岸さんが有名ですよね。
それぞれ「明日の広告」「コミュニケーションデザイン」にその詳細は
譲りますが。ブルーカレント本田さんの「戦略PR」もこの流れではありますね。
コミュニケーションデザインとはカンタンにいうと、例えばクライアントさんから
提示された課題。これは企業が消費者に向けて何らかのメッセージを
発信すること。このときに、最大効果を得られるように、顧客との
接点となる媒体や情報の中身、タイミングなど全体の構成を考えて
設計することを言います。
今年はこれが定着する元年になると思います。


◆ジャヴァリ
巣篭もり消費の昨今。今はなんでもネットで購入ですよね。
しかし、こんな時代になってもいくつかリアル店舗で購入している
モノってありますよね?それのひとつが「靴」ではないでしょうか。
やはり、実際に履いてみないと良し悪しがわからず。私自身もそうでした。
ところが、昨年の11月にできたこのサイトで、靴を購入してみました。
ジャヴァリと言います。
http://www.javari.jp/
このビジネスモデルが秀逸です。サイトでいくつか靴を選び、
送ってもらいます。翌日には届き、しかも送料無料。さらに、
その中から、気に入らないものは返品すればいいのです。
その送料も無料。私も4つ送ってもらい1つだけ購入
しました。サイトの操作性もグッドです。なんでこんなことで
ビジネスが成り立つのかといえば、このサイトの運営は
あのアマゾンだからです。既存の資源を有効活用し、
弱いと言われていた女性顧客獲得にもなるし。
さすがですよねえ。


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【3】Book Room - 読書ノススメ -
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◆「検索はするな」 (安田 佳生著)
ご存知ワイキューブの社長であり、ベストセラー『千円札は拾うな。』の
著者でもある安田佳生さんの最新刊。タイトルにある検索をするなとは、
もっと頭を使って考えろというこの本で最も言いたいことを刺激的に
表したものです。常に頭を使い、搾り出すようにして考え抜いた人だけが、
成長できるのだと。ひとつの例を出すと、会社員の中で優秀と言われ
る人は、カンタンな問題から少し難しい問題まで、ラクに90点はとれるが、
最難関の問題はできない。それは頭を使って考え抜いていないから。
なので、20代で要領よく成功したとしても、30代になると超えられない
壁となり・・。妙に納得します。そのような人がチラホラ浮かんできます。
とにかく読みながらも考えさせられる本です。


◆「続ける」技術 (石田 淳著)
とある本でご紹介されており、読んでみました。
皆さんにも、たとえばタバコをやめよう、ダイエットしようとして
続かなかったといったご経験はあるのではないかと思います。
それを行動科学という考えを元に、「続けていける」ノウハウが
書かれています。そのノウハウのポイントは、1.ある行動を増やす、
2.ある行動を減らすの2点です。続かないのは、決して自分の意思や
精神力ではなく、続け方を知っているどうか
ということだけだそうです。これから何かを続けようと思う方、既に何かを
続けている方にも新たな発見がある本だと思います。


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【4】TOPICS - 話の種 -
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◆ギリークラブ
   http://www.gillie.co.jp/g_club/index.shtml
「ギリークラブ」をご存知でしょうか。
スコットランドやアイルランドではハンティングやフィッシングの
ガイドの事をギリーと呼びます。それぞれの地域にギリーがいて、
お客に獲物を仕留めさせる、自分が楽しむのではなく、
お客を楽しませる案内人のこと。
このギリーという意味を込めて渡辺幸裕さんが作ったのが
ギリークラブです。ギリークラブを一言でいうとキーマンズセミナー
&交流会。2002年1月からはじめています。ネットで様々な情報を
入手し疑似体験で溢れているIT時代だからこそ、現実に人と人が出会い、
実体験し、交流する場を提供したいと。
代表の土屋もこのクラブに2004年から参加しており、今も年に10回以上、
いそいそと出かけて行っています。


◆KEEN YOGUI  http://www.keen-japan.com/

サンダルの季節になりました。
アウトドア系のサンダルというとTEVAとか、BIRKENSTOCKと
いったところですが、まだありました。このKEENのヨギ、サンダルの
域を超えてます。軽量でコンフォート性に優れたKEENのヨギは、
サンダルというか、裸足で履けるスニーカーです。最近は、豊田弘治氏や
タワーレコードなどとのコラボレーションモデルもでているようです。
100%リサイクルの箱や無駄な資源を使わないため機能説明タグを
付けずに箱の裏に説明を載せるなど環境に配慮した企業姿勢もKEENの
よさのひとつだと思います。

KTMメルマガ Vol 04 090611


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Vol.4━ 2009/06/11━━
COMMUNICATION
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
▼本メールは、当社社員と名刺交換等をさせていただいた方々、資料請求を
いただいた方にお届けしています。配信の停止・変更をご希望の方は、
communication@ktmktg.co.jpまでご連絡くださいますようお願いいたします。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

---INDEX---
【1】 ご挨拶
【2】 mARKETING  - マーケティングです。-
【3】 Book Room - 読書ノススメ -
【4】 TOPICS - 話の種 -


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【1】ご挨拶
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【2】 mARKETING  - マーケティングです。-
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mARKETINGとは、当社社名にもございます”Marketing=マーケティング”のこと
です。(スペルミスではございません。)
基本的なことはもちろん押さえたうえで、こんな発想も必要な時代では?いう
遊び ゴコロで、普通とは逆に最初の1文字を小文字にしてみました。
mARKETINGでは、最新のマーケティング手法や成功事例、マーケティングに
関する情報、支障のない範囲で当社のマーケティング活動をご案内いたします。


 ■「クラブマーケティング」のブックレット・プレゼント


第1話に多数のご応募ありがとうございました。
今回は第2話で、テーマは「サービス・コンテンツ開発」となります。
第2話では、顧客向けのサービス改善に悩む小売業の小野田さんが主人公です。
苦労して立ち上げた会員組織ですが、ここ最近退会者が多く会員組織として
なかなか安定しません。
顧客向けサービスの見直しの検討に入りますが、一通りのことはやっている。
困っていたこところに、「クラブマーケティング」という手法を開発したという
マーケティング会社X社の真田を思い出し・・・という内容です。



◆コミュニケーションデザイン
最近のマーケティングの流行ってなんですか?
こんな質問を受けること、頻繁にあります。
それは「クラブマーケティング」といいたいところですが、提唱しているのは
ほぼ当社だけなので、まだまだです。さて、話をもとに戻すと、マーケの流行
ですよね、大伸社さんなどが唱えているペルソナも第二章に入っている感じ
ですし、トンプソンの桶谷さんのインサイトも何か次のネタがあると噂に聞きます。
このふたつは流行というよりも、もう定着した感じですよね。
そうなると、やはり、今の旬はコミュニケーションデザインでしょうか。
電通の杉山常務やさとなおさんや岸さんが有名ですよね。
それぞれ「明日の広告」「コミュニケーションデザイン」にその詳細は譲りますが。
ブルーカレント本田さんの「戦略PR」もこの流れではありますね。
コミュニケーションデザインとはカンタンにいうと、例えばクライアントさんから
提示された課題。これは企業が消費者に向けて何らかのメッセージを
発信すること。このときに、最大効果を得られるように、顧客との接点となる媒体や
情報の中身、タイミングなど全体の構成を考えて設計することを言います。
今年はこれが定着する元年になると思います。


◆ジャヴァリ
巣篭もり消費の昨今。今はなんでもネットで購入ですよね。
しかし、こんな時代になってもいくつかリアル店舗で購入しているモノって
ありますよね?それのひとつが「靴」ではないでしょうか。やはり、実際に
履いてみないと良し悪しがわからず。私自身もそうでした。
ところが、昨年の11月にできたこのサイトで、靴を購入してみました。
ジャヴァリと言います。
http://www.javari.jp/
このビジネスモデルが秀逸です。サイトでいくつか靴を選び、送ってもらいます。
翌日には届き、しかも送料無料。さらに、その中から、気に入らないものは
返品すればいいのです。その送料も無料。私も4つ送ってもらい1つだけ購入
しました。サイトの操作性もグッドです。なんでこんなことでビジネスが成り立つ
のかといえば、このサイトの運営はあのアマゾンだからです。既存の資源を
有効活用し、弱いと言われていた女性顧客獲得にもなるし。
さすがですよねえ。



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【3】Book Room - 読書ノススメ -
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日々のアウトプットを補うために、日々のインプットを行いましょう。
Book Roomは、オススメの本をご紹介する”書庫”でございます。



◆「検索はするな」 (安田 佳生著)
ご存知ワイキューブの社長であり、ベストセラー『千円札は拾うな。』の
著者でもある安田佳生さんの最新刊。タイトルにある検索をするなとは、
もっと頭を使って考えろというこの本で最も言いたいことを刺激的に
表したものです。常に頭を使い、搾り出すようにして考え抜いた人だけが、
成長できるのだと。ひとつの例を出すと、会社員の中で優秀と言われる人は、
カンタンな問題から少し難しい問題まで、ラクに90点はとれるが、
最難関の問題はできない。それは頭を使って考え抜いていないから。
なので、20代で要領よく成功したとしても、30代になると超えられない
壁となり・・。妙に納得します。そのような人がチラホラ浮かんできます。
とにかく読みながらも考えさせられる本です。



◆「続ける」技術 (石田 淳著)
とある本でご紹介されており、読んでみました。
皆さんにも、たとえばタバコをやめよう、ダイエットしようとして続かなかった
といったご経験はあるのではないかと思います。
それを行動科学という考えを元に、「続けていける」ノウハウが書かれています。
そのノウハウのポイントは、1.ある行動を増やす、2.ある行動を減らすの2点です。
続かないのは、決して自分の意思や精神力ではなく、続け方を知っているどうか
ということだけだそうです。これから何かを続けようと思う方、既に何かを
続けている方にも新たな発見がある本だと思います。



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【4】TOPICS - 話の種 -
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TOPICSでは、
ご自身でのご利用はもちろんですが、例えば、「キャンペーン商品どうしよう?」
「新しいサービスの企画に何かいいものないかな」といった日常業務の中でも
ご活用 いただけるような話題のお店、商品などをご紹介してきいきます。



◆ギリークラブ   http://www.gillie.co.jp/g_club/index.shtml

「ギリークラブ」をご存知でしょうか。
スコットランドやアイルランドではハンティングやフィッシングのガイドの事を
ギリーと呼びます。それぞれの地域にギリーがいて、お客に獲物を仕留めさせる、
自分が楽しむのではなく、お客を楽しませる案内人のこと。
このギリーという意味を込めて渡辺幸裕さんが作ったのがギリークラブです。
ギリークラブを一言でいうとキーマンズセミナー&交流会。2002年1月から
はじめています。ネットで様々な情報を入手し疑似体験で溢れているIT時代
だからこそ、現実に人と人が出会い、実体験し、交流する場を提供したいと。
代表の土屋もこのクラブに2004年から参加しており、今も年に10回以上、
いそいそと出かけて行っています。



◆KEEN YOGUI  http://www.keen-japan.com/

サンダルの季節になりました。
アウトドア系のサンダルというとTEVAとか、BIRKENSTOCKといったところですが、
まだありました。このKEENのヨギ、サンダルの域を超えてます。
軽量でコンフォート性に優れたKEENのヨギは、サンダルというか、裸足で履ける
スニーカーです。最近は、豊田弘治氏やタワーレコードなどとのコラボレーション
モデルもでているようです。
100%リサイクルの箱や無駄な資源を使わないため機能説明タグを付けずに箱の
裏に説明を載せるなど環境に配慮した企業姿勢もKEENのよさのひとつだと思います。



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COMMUNICATIONは、KTマーケティング株式会社(以下当社)が発行するメール
マガジンです。COMMUNICATIONの著作権は当社に属し、当社の許可なく複製・
再配信等を行うことはできません。

Copyright(c) 2009 KT Marketing Co.,Ltd. All Rights Reserved.
http://www.ktmktg.co.jp/
communication@ktmktg.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新規事業立上げ屋??


イーマーケティングの臼井さん。逮捕されちゃいましたね。
3月の脱税とは違い、暴力団対策課にこの関係で
逮捕ですからね。セブンヒルズへの影響は計り知れないでしょう。
セブンシーズに続いて・・・となるのでしょうか。フユウマガジンも
絶滅の方向なんですかね。



さて、昨日、とあるクライアントさんのプロジェクトの
キックオフミーティングがありました。新規事業の立ち上げを
本格検討するプロジェクトです。
来週水曜日にも別のクライアントさんのキックオフミーティングが
控えております。先週は日本に参入する企業さんのコンペに
無事勝ちましたし、今月に結論がでる案件のうち大半が新規事業。


そう、最近、すっかり当社は新規事業立上げ屋と言ってもいいくらい
このご依頼が多いです。なぜかと考えてみました。個人的な推測です。
通常のマーケ活動範囲ですと、今は経費カット優先ですし、仕事量の
減少から人も余っているので、外部にお金を払ってまで仕事を依頼する
量はどうしても減ってしまう。一部のまだ体力がある企業さんの中には
この不況で本業が細っているので、新規事業をと考えるところが
出始めている。ところが、新規事業となると内部にそのノウハウを
持った人はおらず・・。仕方なく外部に依頼する。ここで当社のような
企業に声がかかる。こうなっているのではないかと。
しばらくこの傾向が続きそうですね。


立上げはやはりおもしろいです。頑張りますよ。

クラブマーケティング成功物語Ⅱ



ついこの間、冒頭はインフルエンザのことを書きましたが、
そんな話題、目にすることが少なくなってきました。
相変わらずの熱し易く・・・ですよね。


さて、今日は、以前にもお知らせした
クラブマーケティング成功物語の第2話ができたので
さわりをここで紹介します。
今回は、サービス・コンテンツ開発です。
クラブマーケティング、イメージがわきにくいとのことで
それを少しでも解消してもらうために、このような
小説風の物語を書いています。
いくつかの成功例をおりまぜたもので、
守秘義務の関係で、あるクライアントさんの例、
ずばりを書いたものではありません。


第1話の小冊子、数百の申込をいただきました。
ありがとうございます。
第3話・第4話も書いているところです。
7月上旬には4話すべて完成させる予定です。


=====================
クラブマーケティング StoryⅡ
~サービス、コンテンツ開発~


プロローグ

「あーあ、弱ったなあ」
 ある日の午後、B社でCRMを担当する小野寺は、昼食後にいつも寄るカフェのテラスでこう呟いた。そよそよとした心地よい風が吹く高台のその場所は、およそ悩みを話すような場所に似つかわしくなかった。
「何をそんなに弱っているんですか? 先輩」
 無粋に、こう声を掛けてきたのは、小野寺の後輩の小川である。小野寺には現在2人の部下がいる。1人は小川。もう1人は派遣で来てくれている女性社員だ。春から小川が来るまでは、小野寺には部下は1人もいなかった。食事に行くのも1人だし、カフェに行くにも当然、1人きりである。ところが、この春からは状況が一変した。小野寺は、この新人と食事に出たり、コーヒーを飲んだりするのがほぼ日課になっていた。
 しかし、悩みを新米の小川に言ったところで何の解決にもならない。そう思いつつも、小野寺は小川に悩みを話さずにはいられない気分になってきてしまった。そして、口元にまで持っていきかけたコーヒーのカップをテーブルの上に戻しながら話を続けた。
「お前も苦労した、この間の一件の続きだよ」
 小野寺のいう、この間の一件とは、通信販売の顧客向けサービス改善の話である。小野寺が所属するB社は、植物原料を主原料にスキンケアやボディケア、バスケアの化粧品、フレグランス、健康食品を扱っている小売業である。
大手百貨店や駅ビルなどを中心として都内に10店舗のリアルショップを持つだけでなく、インターネットを活用した通信販売も行っている。同社の成長のきっかけは健康食品であった。ダイエットにも効果があるとの評判が少しずつ口コミで広がり、それに伴って売上も伸びていった。ところが、一過性のブームであったのかリピートして継続的に購入してくれる顧客は多くなく、売上も次第に頭打ちとなった。
 そんなときに小野寺が考え出したのが、商品の定期購入者を対象とした会員制度だった。
『B社くらぶ』と名付けたこの制度の会員にはB社の商品が毎月届く。届けられる商品は、B社の指定した商品ラインナップの中から会員があらかじめ選択することができるシステムになっている。指定商品はダイエット関連以外の商品だが、通常価格に比べておおむね3割程度安い。もちろん送料も無料だ。しかも会員はダイエット関連の健康食品も2割引きで購入できる。
同社の商品を継続的に購入してくれる顧客を会員組織化し、様々なメリットを提供して固定化することによって、今まで不安定であった健康食品部門の売上は安定することになった。
「『B社くらぶ』は、入会する人が順調に増えて売上もよくなったって聞いていたんですけど……。それで先輩、時間ができたから家族旅行に行くって言ってましたよね。で、この間の一件の続きって、何です? 何か問題があったんですか?」
 小川は何も考えずに、しつこく聞いてくる。
「それが、ここんところ『B社くらぶ』を退会する人が増えてきているんだ。新規入会のペースは変化しないものの、それ以上の勢いで退会者が増えている。定期配送に手書きの手紙を同梱したりして、いろいろ工夫はしているんだが、なかなか会員組織として安定しないんだ」
 小野寺は、手元で冷たくなってしまったコーヒーをすするように飲んだ。その味はとても苦く、ますます気分が滅入ってしまった。
「会員組織を立ち上げるのに結構大変だったから、その成果が出たと部内で皆喜んでいたのに……。あ、あの……それで……何か解決策ってあるんですか?」
小野寺の雰囲気を察し、消え入りそうな声で小川は質問を続けた。
「いや、今のところない。その件だと思うんだけど、このあと菊池サンに呼び出されててさ。だから弱ったなあと思ってさ……」
 パッと伝票を取りながら小野寺は席を立った。これから起こるであろう気の滅入る事態を払拭するような勢いで立ち上がったが、その足取りもとても重そうに見えた。

(2)
 「失礼しますッ!」
 小野寺は勢いよく会議室のドアを開けた。カラ元気でも出さなくてはやっていられないと半ばヤケになってドアを開けたのだが、勢いが余って部屋に飛び込んだ格好になってしまった。小野寺の上司であり、役員の菊池が驚いたような顔をしてこちらを見た。






(3)
(4)
(5)
(6)
(7)エピローグ
「あの、A農家の食材を食べている近隣の住民はな、皆90歳だけど腰を曲げて歩いていないんだ。なぜだと思う……」
小野寺が話しかけようとした瞬間。小川が話を遮った。
「先輩、その話は何度も聞きましたよ。先輩が調べにいった四国の農家の話でしょ」
「なぜ、わかったんだ。お前すごいな!!」
「……」
 ここは風の心地よい冒頭のカフェテラス。プレミアムサービス導入から約1年が経とうとしていた。小野寺の肝煎りで始めた「B社くらぶ」の会員数はこのところは退会数が大幅に減少したことに伴って、会員残高は順調に増え続けている。健康食品部の売上はブームや競合の動向などによって大きな影響を受ける不安定で不確実な状態を脱し、B社クラブの会員による定期購入をベースとしてある程度安定的に見通せるものになってきていた。
 また、メルマガで新サービスを告知した結果、既存顧客の間で、B社くらぶの会員になると、無農薬、有機野菜のお取り寄せができるといったプレミアサービスの話が口コミで広まって注目度が高くなっていた。その後、サービス提供先の農家に話を聞くと、従来からの主な顧客層であるファミリー世帯以外にも若い女性層の取り込みができているというのである。これら本業以外の売上は数千万円規模に上昇してきている
 また、さらなるサービス提供先の追加を頼まれることも多くなった。
「お客様に喜んでもらうコンテンツを導入するまでは、意外と大変だったけれど、一端、仕組みを作ってしまえば、後は管理も楽だし、会員も順調に増えている。また新しいサービスについて、真田さんと相談しよう」
 1年前の悩みの雰囲気がウソのように晴々とした顔で小野寺だった。