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日経消費マイニング シンポジウム 「団塊世代を考える」



さて、今週のインプットです。
ここに掲載するのは久しぶりです。
内容がわりとおもしろかったので書きます。



Subject: 日経消費マイニング シンポジウム 「団塊世代を考える」

日時 :9/27 13:30~
主催 :日本経済新聞社・日経産業消費研究所
会場 :日経ホール

■基調講演 「団塊世代の今とこれから」

東京経済大学教授・博報堂生活総合研究所エグゼクティブフェロー
関沢 英彦氏

(1)団塊世代のたどってきた道筋
 1947~49 誕生
 1960年(12歳) 高度成長
 1966年(18歳) ビートルズ来日
 1970年(22歳) 大阪万博
 1973年(25歳) 石油危機
 1979年(31歳) 物から心へ(豊かさ)
 1983年(35歳) 余暇 金妻
 1991年(43歳) バブル崩壊
 1998年(50歳) インターネット 自殺者3万人
 1999年(51歳) iモード

(2)加齢の3方向
 嗜好的加齢(食・趣味)
 社会的加齢(定年など) ※年齢をずらせば変えることも出来る
 生理的加齢(体力・閉経など)

(3)団塊世代の退職
 時間的余裕を持った人が増加
 ・金持ち(定年後も仕事を続け、時間がない)
 ・時持ち
 ・金時持ち(団塊世代に多い)
 ・貧乏暇なし

(4)暇があることは
  不安の高まり × 楽しさ追求
  (「死」に対する不安を楽しむことで紛らわせている)

(5)各市場の動向(キーワード)
<衣>
 ・スーツからカジュアルへ
 ・例えば右ひざだけ温かいスラックスなどが今後販売される
 ・重ね着を勧めて体型隠しに成功(百貨店)
 ・派手な服を着たいが、店員とのやり取りを考えると買いにくい
  →通信販売の活況
 ・ジュエリー(還暦祝いでペアリングなど)
  →子供からのプレゼントとして
<食>
 ・最大の関心事(旅行の目的になるケースも)
 ・肉類もよく食す
  →団塊世代は寿命が短いかも。と一部で言われている
 ・テーマレストラン(朝ごはんマーケットなど)
  →時間が出来たので、ゆっくり食事を楽しんでもらうために
<住>
 ・バリアフリー
 ・リニューアル(リホーム)
 ・郊外団地の空洞化(近隣商店街への影響も)
 ・ガーデニング
 ・Iターン、別荘
<遊>
 ・退屈な時間を減らすために
 ・マージャン
 ・楽器など(昔手に入れられなかった高額商品)”オタク消費”
 ・男:そば打ち、女:陶芸(こねる系)
<学>
 ・カルチャーセンター、大学
 ・芸術(アート・芝居・鑑賞)
<動>
 ・旅行(クルージングなど)
 ・二人乗りオープンカー、大型バイク
  →軽自動車やハイブリッドに行く流れも
 ・移住(オーストリアなど積極的な国も多い)
<情>
 ・インターネット
 ・ブログ、SNS
 (10年前は将来、「インタイネット」として重宝されるのでは?
  と冗談を言っていた)
<健>
 ・アンチエイジング
 ・特保
 ・フィットネスクラブ(関連してウォーキング用靴など)
 ・ペット

(6)まとめると…
 ◎4トラ市場(トラベル・ドライブ・トライ・ドラマ)

(7)人生は3万日の大冒険
 第1ステージ 7500日(学生時代)
 第2ステージ 15000日(社会人生活)
 第3ステージ 7500日(退職後) ※寿命によるが

(8)団塊世代が生きていく「4つのこれから」
 【従来】
  仕事→余暇活動
 【団塊世代(これから)】
  1.仕事→仕事
  2.仕事→NPO・ボランティア
  3.仕事→ホビージネス(趣味のビジネス化)
  4.仕事→余暇活動
 各自1人が上記4つを少しずつやりながら生きていく

旅行など、夫婦でできる消費もあるが、
1人でいてはなかなか消費活動は出来ない
よって、友人関係をベースにした消費活動を
提供していく必要がある



会社も少しずつ、ハロウィンの用意をしはじめました・・。
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