リゾート会員権保有者と利用者のCRM・・
リゾート会員権相場が活況になってきているとのこと。
タイムシェア型で、値段が100万円~200万円くらいのが
特に動きが良いそうです。
開発から販売、運営までできるリゾート会員権ビジネスを
やっている会社さん、実はそんなに多くないんです。
先行投資がきついわりには、あまり儲からない
ビジネスモデルだからだと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、土地購入し、
そこにリゾート施設を建設します。その先行投資の
回収を会員権を販売することにより行います。
会員権販売が順調にいけば初期投資を回収できます。
さらに売れば利益になります。
でもそんなにうまくは行かないですよね。
そう、これだけだとあんまり儲けにはならないのです。
なので、会員権保有者の方に来ていただいて、
併設レストランで食事し、ゴルフやったりスパを利用してもらい、
お土産もたくさん買ってもらう、こうしないといけないのです。
ですから、稼働率を上げるために、保有者以外の方が
施設を使うことはほとんどのところでOKなのです。
法人契約でなく、個人契約でですよ。
ところが、これが裏目に出ているのです。
稼働率が低いので、もっとあげたいけど、保有者と
利用者が違っているケースもあり、
各人の好みにあわせたCRMができない。
(例えば、好みに応じて加湿器を必ず設置したり、
まくらをそばがらにしたり。レストランでは
アレルギーのあるものを排除したり・・。)
もちろん、それをバックアップするシステムも整ってません。
そう、富裕層CRMが遅れている業種なんですよ。
さて、どう改善しましょうかねえ。
by ktmktg
| 2006-09-04 17:29
| ビジネス交渉中の話