上位顧客用の情報誌・会員誌
CRM的には最上位顧客への特別サービスは
いろいろあります。代表的なところをあげると・・。
●専用サロン・専用電話・専任担当者
●誕生日や季節のプレゼント
●エクシクルーシブイベント招待 などなど
最近、そのうちのひとつ「情報誌・会員誌」を
発行したいとの相談が目に付きます。
アメックス「Departures」やダイナース「Values」などの
先行例があるので、同じようなものをと、考えるのでしょう。
確かにこの2社の会員誌、なんと持ち出しコストゼロと
言われています。
そのカラクリは、広告収入です。これで編集代・印刷代が
まかなえるのです。
なぜそこまで広告が入るのかと言えば、
やはりブランド力と長年の努力ですよ。
一朝一夕ではここまでのことはできないです。
でも、どうしても発行したいとの要望もあります。
そんなときのコンサルは以下の整理から入り、
進んでいきます。
(1)最大の役割・目的
①そのブランドの世界観構築への寄与
=重要なブランドコンタクトポイントの
ひとつであると理解してもらう。
②フェーズごとで役割が違うこと
リテンションフェーズ、アクイジションフェーズで
どのように使うのか整理してもらう。
(2)機能・効果
その情報誌にどのような効果を求めるのか確認。
①セールスサーポート
②顧客とのコミュニケーション強化
③その商品の技術や良さの説明・裏づけ
④ライフスタイル提案
(3)方向性の確認
次の方向性のうちどれに近いのか確認。
①自社商品およびその関連記事主体。
②カード会員誌のような商業要素も含む構成に。
③フユウマガジンのようなライフスタイル提案で
あんまり本業とは関係方向で。
これに応じて、編集体制や広告営業体制をきめます。
さて、今回の金融機関さんはどれに落ち着くかな?
by ktmktg
| 2006-08-02 17:09
| 当社クライアントさんの話