富裕層関連の本、花盛り
以前紹介した毎週月曜日の進捗会議の最後に
報告されるインプットと称した、
「マーケ本」「マーケ関連セミナー」の報告。
当番制で、今週の担当者は、読んだ本の報告をしました。
今日は日本経済新聞社発行の
「新・富裕層マネー1500兆円市場争奪戦」でした。
このところのインプットで報告されるマーケ本、
富裕層ものが多いです。
例えば最近では以下ですね。
「高くても売れる7つの法則」(高橋千枝子)
「新富裕層の消費分析」(藤巻幸夫監修/横田浩一/桑原太郎)
「新富裕層マーケティング」(ポールヌーンズ/ブライアンジョンソン)
概要や書評はアマゾンなどで確認ください。
当社としての利用方法は以下です。
(1)「新・富裕層マネー1500兆円市場争奪戦」(日本経済新聞社)
●新聞記事的な印象。
●富裕層マネーにフォーカス。広義の金融機関の動きが把握できる。
金融機関さんにとっては良い本かと。
●新聞社として調べたデータは豊富なので、提案書などで
データを示すときには使えます。
(2) 「高くても売れる7つの法則」(高橋千枝子)
●消費型富裕層論を唱えている私の考えと非常に似ています。
●事例紹介は、当社のクライアントさんやタイアップ先が並び、
読んだときはその偶然にびっくりしました。
●富裕層マーケティングの入門編として、お奨めします。
(3) 「新富裕層の消費分析」(藤巻幸夫監修/横田浩一/桑原太郎)
●あの藤巻さんが監修していますが、実際には日経記者と
日経リサーチによるリサーチ報告書です。
●n=510と少なめなので、傾向にぶれがあると思います。
●新たな富裕層を象徴する5人をおもしろおかしく、わかりやすく
登場させています。
①女性若手セレブ、②ひとつ上をいくオトナ(ちょいワルオヤジ)、
③自分を磨くエリート青年ぐらいまではすんなりと読めますが、
④ニッポンのお父さん(ホームで傘で素振りみたいなイメージ)と
⑤質素倹約世のために(寅さんのタコオヤジみたいなイメージ)は
新富裕層ではないですよ。。
●本屋さんでパラパラっとめくればOK。必要だったら購入ください。
(4)「新富裕層マーケティング」(ポールヌーンズ/ブライアンジョンソン)
●いくつかの本と同様、米国の考え方ですので、
日本にはそのまま通用しないです。
●確かに参考になる考え方はありますし、今担当している仕事に
あてはめてチェックすることもあります。
●どうしてこの手の本は、マスマーケの代わりを
永遠に探してるのでしょうか。
by ktmktg
| 2006-07-18 21:46
| マーケティング関連の本