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富裕層の定義 その2


今号のプレジデントの「富裕層」データ、おもしろいですねえ。
ちょっと違うかな~というのもありますが、
気づかせてくれる記事もあります。
まだの方はぜひ。



では、問合せが多いので、富裕層定義のつづきです。



前回は世間的な富裕層の定義を書きました。
世間的には、やはり、ストック型が富裕層と定義されます。
こんな人です。
 ●金融資産○億円以上。
 ●不動産を多く持っている。
 ●IPO長者もここに入ります。


最近では邦銀もPB(プライベートバンク)作ってますし、
証券会社や信託銀行もこの富裕層を狙っています。
このような業種は、この方々をお客様にすれば
十分に経営が成り立ちますが、その他の業種の方々は
このストック型富裕層だけを相手にしていたのでは、
だめなんです。理由は以下です。
 ①ボリュームが小さい。
   最大でも130万名程度と言われています。
   就業人口の約1.5%しかいないのです。
   300名程度確保すれば成り立つPBは
   この層だけを相手にしていれば十分ですが。
 ②消費性向は弱い
   確かにお金を持っていますし、良いものを選ぶ目も
   お持ちの方々ばかりです。
   前職時代にこのストック型富裕層の方々を
   相手にしていたので、数多くの声を聞きましたが、
   総じて最も興味のあることは、「資産を増やすこと」でした。
   相続税で1/3は持っていかれてしまう日本では、
   資産を増やしておかないと、その次の代は、
   今の代と同じ生活水準が保てないのです。
   ですので、資産を増やすため、とても勉強家です。
   資産の分散・効率化のために、絵画やワインなどの
   勉強も怠りません。
   消費しているヒマはあまりないのです。


では、金融業種以外は人たちは、どのようなタイプの
富裕層を狙えばいいの?


それは、「消費型富裕層・フロー型富裕層」です。


つづく・・