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富裕層とWEBとの相性 まずはお医者さん


不動産を得意としている広告代理店さんとの会話。
「富裕層の方々、Webってどうなんですかねえ?」とのご質問。


一概には使っているとも、使っていないとも言えない、
効果的でもあるし、まったく効果がない場合もある、
これが私の回答でした。
ほんと、あいまいな回答ですみません。


でも、その回答には理由があるのです。
これをすべてのケースで事例をあげて
説明すると長文になるので、
今回は、富裕層の代表でもあるお医者さんは
Webとどんな相性で、どんな特性があるのか、
アクイジション(新規顧客獲得)フェーズに限定して
書いていきます。
(数字は、あえてわかりやすくしています。)


あるクライアントさんがyahooのトップに2週間、
バナーをはって、見込客を獲得しました。
キャンペーンの応募のための名前や住所、
今後のパーミッションをとれたのは1万名。
同時に、優良顧客組織(例:ホテルや百貨店の上位顧客)との
タイアップDMで獲得できたのも1万名。
では、両者のお医者さんの獲得数は?
前者のバナーはなんと、たった3名。
後者のDMは、上位顧客に絞ったこともあり、約800名。


なんで?と疑問をもち、知人の医師に聞いたところ、
私にとってはわかりやすく答えてくれました。
(でもその知人の偏見と独断ですのでご了解ください)
 ●普段から忙しい。
   MRではないけど、医者は与えられる状態に慣れている。
   来る情報だけをこなすので十分と思っている。
 ●ネットを見ないことはないが、そこにあるバナーの
   キャンペーンに登録するのは面倒くさい。
 ●正直、一般の人と同じように登録するのは
   恥ずかしい、と思う気持ちもある。
   自分が懇意にしている組織からの案内には
   特別扱いしてもらえる特典がついているし・・。


つまり、Webではお医者さんは獲得できない、ということ。
でも、効果的に使える富裕層向けのWeb施策もあるんですよ。
それはまたおいおいということで。