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レコメンド最前線


また、セミナー報告です(苦笑)



DM学会の部会に出てきました。
ちなみに、DM学会とは、ダイレクトマーケティング学会のことです。
ダイマケと言われ始めた時代から会員なんです。
http://www.dm-gakkai.jp/index.html


その研究部会の今回のテーマがこれ。
次世代Web研究部会オープン・フォーラム
【レコメンデーション最前線】
―顧客の行動に基づくパーソナルなアプローチ―
http://www.dm-gakkai.jp/kenkyubukai/web.html


Webではないですが、今でもレコメンドについては、
日々のコンサル業務の中でも出てきますので、
それの情報収集のためでした。


私がおもしろいと感じたこと(=今回の収穫)は以下です。
●レコメンドは基本「うざい」「うさんくさい」「商売っけがありすぎ」と
 認識されていること。
 ワントゥワンマーケティングのときにも出た課題ですが、
 あまりにやりすぎると気持ち悪がられ、マイナスの印象を
 与えるだけになってしまう。そのために相当気を遣う必要があるとの
 実務者ならではの話。 
●Webの世界を中心に、さまざまなレコメンドモデルが
 出てはテスト・実行されてきているが、結局のところ、
 2000年代前半にあった、データマイニングの世界に
 戻ってきているとの話。
●ただ、その当時と違うのは、データ量がほぼ無限なまでに
 拡大しているということ。例えば、GPS情報や
 ケータイの通話・メール情報、電子マネー情報など、
 当時にはなかったデータも交えてレコメンドモデルを
 試行しているところであるとの話。
●ネット上での自分(例えばアバターとか匿名とか)と
 リアルの自分がいることを考慮しないといけないと。 


やはり、実務家の方に話を聞いて、最新情報を更新しておくことは
良いことだと、実感したセミナーでした。