インフルエンサーマーケティング
最近、「インフルエンサーマーケティング」をやって欲しい、
との話が出てきてます。
特に富裕層の中にインフルエンサーが多いので、
当社にもいろいろ相談が来るわけです。
具体的には書けないのですが、
富裕層インフルエンサーマーケティングが2つ動いています。
リサーチのときと同様に、これを専業としている
わけではないですが・・・、流行ですかね。
そんなときに以下のようなフォーラムがあり参加してきました。
顔見知りが数名おりました。
以下、私の意見ですので、失礼ありましたらご容赦ください。
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ACフォーラム「Web2.0時代のマーケティング・コラボレーション」
10:30 ~ オープニングトーク
10:45~11:45【Session 1】
「Web2.0時代のマーケティング・コラボレーション」
織田浩一氏
11:45~12:30 Lunch Break
12:30~13:00 【Session 2】
「SNSの進化とコラボレーション」
山岸広太郎氏(グリー・副社長)
13:00~13:30 【Session 3】
「特化型SNSとマーケティングコラボの可能性」
山崎秀夫氏(野村総合研究所・上席研究員)
野尻哲也氏(ナイルスコミュニケーションズ・COO)
13:30~14:15 【Session 4】
「消費者とのコラボレーション」
高広伯彦氏(グーグル・広告プランニング シニアマネージャー)
14:30~15:15 【Session 5】
「インフルエンサーとのコラボレーション」
本田哲也氏(ブルーカレント・社長)兼:進行
渡辺健太郎氏(サイバーエージェント・アメーバ事業本部本部長)
服部進氏(大塚製薬プロダクトマーケティングマネージャー)
15:15~16:00 【Session 6】
「CGMとのコラボレーション」(パネルディスカッション)
佐藤和佳子氏(オールアバウト エスニック ガイド)
高祖常子氏(オールアバウト 妊娠・出産準備 ガイド)
土橋正氏(オールアバウト ステーショナリー ガイド)
進行:鶴野充茂(ビーンスター・代表取締役)
【Session 1】
「Web2.0時代のマーケティング・コラボレーション」
織田浩一氏
●CM崩壊の監修者であり、宣伝会議でも連載している。
アメリカ広告業界に精通している人。
●話の前段は、監修書CM崩壊にあるアメリカの
広告業界背景について語っていた。
これは特段新しいことはない。
X世代とY世代の話やYouTubeの広がりなど。
●以下が事例となる。
事例1 バーガーキング
●施策の目的は口コミ拡大。
●キャンペーン参加希望者に、バーガーキングの
衣装やお面を贈呈。
その当選者がその衣装とお面をつけ、
マクドナルドに買い物に行く様子をビデオに撮影。
それを流したら、2週間で410万??アクセスあり。
●ハンバーガーという消費財なので、
PVやパブリシティ効果の最大化を成功と定義。
(アップルも似たような反応ですなあ)
事例2 GM
●施策の目的は口コミ拡大。
●GMのサイト内にCMの素材となる映像の
パーツを多数掲載。
クリエイターもどきは、iDVDなどのソフトを使って、
1分程度のCMを撮影。それをGMサイト内で流した。
●保守的なGMがこのような施策を展開することで、
好意的なCMが84%。
しかし中には、GMのSUVは環境汚染の
元凶だとかなど、悪意的なCMが16%あった。
●悪意的なCMばかりがニューズウィークやフォーブスで
取り上げられ、この施策は失敗と
されているが、そうではないと解釈しないといけない。
84%-16%=68%の効果があったと。
全体のアクセスは400万件以上。
13:00~13:30 【Session 3】
「特化型SNSとマーケティングコラボの可能性」
野尻哲也氏(ナイルスコミュニケーションズ・COO)
野尻哲也氏(ナイルスコミュニケーションズ・COO)
●ナイルスポートの会員は現在2600名。
拡大路線ではなく質重視路線で。
●ナイルスのSNSを活用したプログラムは2つ。
①SNSを活用して、見込客を獲得すること
②コモディティをメインに扱っている企業が
上位種を作りたいときのインテグレートコンサル。
●例題として、ピアノメーカーをあげていました。
やっていることは、コンサル、リサーチ、アクイジション。
14:30~15:15 【Session 5】
「インフルエンサーとのコラボレーション」
本田哲也氏
(ブルーカレント・社長)兼:進行
渡辺健太郎氏
(サイバーエージェント・アメーバ事業本部本部長)
服部進氏
(大塚製薬プロダクトマーケティングマネージャー)
本田哲也氏(ブルーカレント・社長)兼:進行
●世界最大のPR会社がインフルエンサーマーケ用
として本年8月に設立した会社。
●例題はP&Gのパンパースでした。良い例題でした。
以下、概略です。
パンパースの新商品の売りは、
赤ちゃんの眠りを邪魔しないおむつでした。
(肌ざわりや股の部分の大きさを改善)
その商品特性をどのように認知させるか、
がプロジェクトの悩み。
とった最初の作戦は、
「日本の子供が世界で一番夜更かしであること」のニュースを
P&Gが発信。赤ちゃんと眠りとおむつを想起させる。
そのニュースを大学教授や、オールアバウトガイドに
取り上げさせる。
同時に、4媒体でアピール。SPも大々的に展開。
結果は、お母さんの赤ちゃんと眠りに関する認知は
50%を超え、売上も急増となった。
服部進氏(大塚製薬プロダクトマーケティングマネージャー)
●みのもんたのCMでおなじみの「SOYJOY」の
プロダクトマネージャー。
●事業会社側の口こみマーケの難しさを語ってくれてます。
●すでにできることはやっている。マーケの第二段階。
第一段階では認知してもらうためにCM。かなりのBRP。
大塚製薬史上最大の大量ばらまき。1700万個!
●第二段階として、ブログトラックバックキャンペーンや
プロフェッショナルな人のブログ
(ロッテ小宮山や複合の荻原など)を開設。
●SNSもやりたいが、自社運営SNSは、
社内決裁がおりないとのこと。
by ktmktg
| 2006-10-11 13:51
| 当社クライアントさんの話