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メーカーのクラブマーケティング



前段の話は、サッカーW杯です。
サッカーファンとしては、4年に一度のこの大会、
ものすごく楽しみにしています。
今回は、南アなので、さすがに現地入りはしませんが。
自分でもサッカーをやり始めてから、最初に印象に
残っている大会は82年スペイン大会ですね。
ブラジルの黄金のカルテットが評判高かったのですが、
イタリアのロッシにやられた、あの大会です。
(知らない人にはさっぱりわからない話で恐縮です)

1ヶ月近く、寝不足になりますが、仕事には
支障のないように、いつもどおりやる意志はあるものの・・
ご関係者の方、大目に見てください。4年に1度ですから。


今回の話はメーカーのクラブマーケティングについて。
メーカーといっても、ソニーとパナソニックの2社についてです。
(この2社、家電メーカーとは呼びにくいですね。)


VAIO好きなので、以前から、ソニーマーケティングには
登録しておりましたが、5月から、そこが組織化され、
My Sony Clubとなり、生まれ変わりました。
https://msc.sony.jp/member/


とうとう、こういったメーカーも直接、クラブ化に
乗り出したなと思ったら、パナソニックにもありました。
http://club.panasonic.jp/
たまたま、出席しようと思っていた、セミナーの
講演のひとつに、このクラブを立ち上げた方が登壇されるので
先週、聞きに行ってきました。


それぞれ、次のような特徴があるとみました。
(1)My Sony Club
 ●ソニー製品愛用者向けに比重があります。
   以前からもできましたが、VAIOのカスタマイズなどが
   典型的な例です。
   明確には掲載されていませんが、普段は入れない、
   工場見学などもできるそうです。
   愛用者でない方も登録できますが、頻度をあげて
   訪問するような仕掛けはほぼないです。
 ●3つにランク分けされています。
   愛用者も2つにランク分けされているのが特徴です。
 ●量販店などチャネル側に相当気を遣っています。
   売り売りの姿勢はまったくありません。


(2) CLUB Panasonic(クラブパナソニック)
 ●講演で聞きましたので、こちらの目的は明確ですが、
   製品購入者だけでなく、ファンを増やそうとの意図です。
 ●ポータルサイトのように毎日でも訪問できるような
   仕掛けを多くそろえているそうです。
   (ケータイ側もコミュニケーションを充実させています。
    20歳代の方だけで作っているそうです)
 ●こちらは、ある程度、直接販売できるような仕掛けには
   なっています。ただ、はっきりとパナソニック製品が
   日本一高値で販売していると言っておりました。


どちらが正解というのはありません。
量販店さんに価格や販売量を握られている現状では、
このようなリテンション・CRMで、その影響力を
少しでも直接にしたいという思いは、伝わってきます。


この方向性で1・2年続け、1000万名程度の
ボリュームが確保できると、次のステップに
入るときだと思います。
そのときまで、うまく続くといいのですが・・。