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楽天球団のマーケ


ロッテ球団の内紛がニュースになっていますね。
従業員100名程度の会社で、主要なフロントスタッフが
10名以上一斉に退職するのはやはり尋常ではないと。
さて、今日は、ロッテと同様に、マーケティングを成功させた
楽天球団のことを書きます。


スポーツマネジメント講座の中で基調講演がありました。
楽天球団の島田社長です。
球団経営というスポーツマネジメント全般の話でしたが
マーケティングのネタとしてもたいへん参考になったので
ここでいくつか記載します。
公表数字以外や戦略部分は内緒のような感じがしたので
ここではあえて載せません。


<CRM的なお話>
●プレミアムシートなどにより、売上構成を変化させたい。
  大リーグでは、10%の観客で80%の売上が
  発生しているそう。(年間チケットや高額ドリンク、食べ物などで。)
⇒ すごい数字ですね。2:8どころではないですよ。

●日本ではさすがにそこまでは無理なので、
  食事や飲み物を質をあげ、40%の観客で
  80%の売上があがるようにしていきたいとのこと。
⇒ この数字もかなり理想に近いと思います。



<マーケティングのネタ>
(1)フィールドサポートプログラム
●一言でいうと、命名権の逆バージョンのこと。
●東北地方各県の球場を、一定の修理負担すれば
  楽天イーグルス○○球場と名前がつけられる権利。
●その命名権を買った自治体に優先して、野球教室や
 握手会を開催。自治体とすると名前もつけられ、
 選手が来てくれ、地元の人が喜ぶので、予算も取りやすい。
●楽天球団のメリットは、東北各県の近くの球場が楽天という
 名前が付いているので、地元の子供たちに、早くから
 刷り込みが可能となる。
⇒ 究極の青田買いというか、早期刷り込み。
   自分に置き換えても、小学生のときにファンになった球団が
   今でも変わってないですから。
   こういう中長期施策、個人的には大好きです。


(2)シートオーナーズチャリティ
●年間シーズンチケットの枚数は70試合もある。
 (サッカーは17試合から20試合くらい)
 なので、当然、使用できないチケットが出てくる。
 (70試合通える人はほんの一部)
●そこで、使用していないチケットを球団に送付すると
  翌月、そのチケットを地元の社会的弱者(障害者など)を
  無料招待することになり、ちょっとしたチャリティとなる。
●このことで、例え球場に行かなくても、良いことをした気持ちになり
 年間シーズンチケットの継続率が高まっているとのこと。
⇒ 球団の若手のアイデアを実現したそうです。
  これは、いろんな業種でも応用できそうですよね。


<楽天球団の競合とは?>
●平日ナイターの競合は居酒屋。
  休日の競合はディズニーランド。
●米国や欧州の一部では、野球場やサッカー場が社交場となっている。
 各国には銀座がないかわりにスタジアムがある。
 居酒屋で飲む感覚で、スタジアムに来てくれるようになれば
 もっと動員数があがるだろうとのこと。
⇒ ちょっとマーケネタからは脱線しますが。
  後半部分はこのスクール主催者広瀬さんの意見です。


<楽天球団の目指す観客動員数とは?>
●毎試合の観客動員割合は、経済圏人口の1.3%が上限。
 つまり、100万人の経済圏人口だと13000名。
●全球団の1位はソフトバンクで、これが1.3%。32000名。(福岡圏)
 2位は日本ハムの1.2%、27000名(札幌圏)。
 楽天は1%まであがってきており、平均観客動員数16000名。
 1.3%にすると22000名になる。キャパは26000名。
●ただ、2万名を超えた段階で、プレミアシートを増やし、
 年間シートを増やし、キャパを2万名にし、
 いつも一杯の状態にしたいそうです。
 そうなると、年間シートが競争となり、ブランド価値もあがり・・。
⇒ 米国アメフトでは、年間シートが高騰。購入の待ちリストに
   載せるだけでもお金をとっていると聞きます。
   払うのをやめると、次に申し込んでもリストの最後になるので
   払い続けるそうです。
   間口を狭くして、付加価値をあげる理想パターンです。
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